アット言う間に

まるで人間がウサギの奴隷になったかのような光景で、どう考えても現実には思えないが皆は文句を言わず働いている。

暗いと思ったら、ウサギのことだからモグラのように地中にトンネルを人間に掘らせているようだ。
トンネルを掘り進む者、掘った土砂を地上に運ぶ者、その土砂を地上で処理する者とウマク分業になっている。
地上では雨が降っているらしく、ウサギが必死に穴に水が入らないように防いでいる。
大雨で誰もが手を止め作業を中断した。
とその瞬間、水が大量に流れ込んできてアット言う間に水浸しになって、ウサギと人間が地上に押し上げられて行く。

これを機会に脱兎の如く(人間なのに)逃げる人間、それを追うサブ軍団。
ジュラシック・パークかキング・コングのような感じで危機迫る中での逃走劇だ。
ウサギ共は泳ぎを知らないのでドンドン溺れて死んでいく。
ここぞとばかりに逃げるシエルと追うサブの展開。
確か、肺気腫で走れない筈なんだが物凄いスピードで逃げるシエル。
サブは四足になって追ってくる。

サブに追い詰められ〝この野郎!〟と、サブから一撃を喰らって倒れるシエル…